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実際に、フューチャーホームコントローラーを導入したユーザの方はどのような使い方をしているのでしょうか?
今回は、千葉県にお住まいのユーザの方にお話を伺いました。



ユーザーさんの設定です。


◆フューチャーホームコントローラーで何を制御していますか?

リモコン操作できる家電全て。それにディスプレイや加湿器などです。
元々はリモコン制御できないものにも、リモコンで電源操作できるようにする機器を挟んでフューチャーホームコントローラーから操作できるようにしています。

あと、シャープのロボット掃除機ココロボもフューチャーホームコントローラーから起動しています。ココロボは元々音声認識できるのですが、フューチャーホームコントローラーと連携させた方が便利なのです(後述)。

家電では唯一PS3が制御できないのが残念です。

フューチャーホームコントローラーはほとんどの家電の赤外線リモコンを学習することができます。
ただ、残念ながらPS3は、赤外線ではなくBluetoothなのでそのままでは学習することかできません。



◆主にどういう操作をしていますか?

機器を単独で操作するより、ほとんどが会話シナリオですね。
朝は「おはよう」の一言で全ての家電が状況に応じて立ち上がり、「行ってきます」の一言で家をシャットダウンできます。状況に応じてと言うのは気温や天気などに応じてエアコン・扇風機を操作したり、照明やカーテンの開け閉めなどです。会話シナリオのお陰で、すこーしだけ家に知能を持たせることができます。本当はHALくらいの知能が欲しいのですが(笑)。



フューチャーホームコントローラー本体の設置場所です。

フューチャーホームコントローラーは、マクロ会話シナリオを作ることで複数の機器を連動させたり、高度なプログラミングをすることができます。



◆驚いたこと、印象になったことなどありますか?

大学時代は手書き文字認識の研究をしていて、音声認識も少しかじっていたのですが、当時の貧弱なコンピュータパワーではかなり難しかったです。
それがクラウドに頼らない小さな四角い箱のマシンで、しかも音声認識のための練習も必要なくできることに驚いています。
今の若い人には当たり前のことなんでしょうけどね…(遠い目)

また、単に家電を操作できるだけで無く、豊富なAPIを使って会話シナリオを組めたり、WebAPIで外部から連携できるのはとても素晴らしいです。

先日、フューチャーホームコントローラーが故障して修理に出している間使えなかったのですが、寝る前にエアコンを切り忘れていて朝まで点けっぱなしにしてしまいました(寝室は別なので)。
もうフューチャーホームコントローラーの無い生活に戻れません。

故障ではご迷惑をおかけしました。
フューチャーホームコントローラーがないと困るのはよくわかります。
私も外泊してホテルに泊まった時、フューチャーホームコントローラーがないのに、コンピュータ電気消して、コンピュータ電気つけてと反射的に命令していて、家電が操作できないことによくがっかりします。



◆フューチャーホームコントローラーを利用して便利になったことはありますか?

JavaScriptやWeb連携ができるので、「おはよう」だけで家電立ち上げだけで無く、天気や列車の運行状況、ゴミ出しの日などを音声で教えてくれるので、顔を洗いながら聞いて知ることができます。
以前ならTVの天気予報の時間まで待ったり、パソコンやスマホでいちいち操作しないといけなかったので、とても便利です。

あとココロボですが、通常なら本体のタイマー予約で掃除をさせるのですが、部屋の戸を閉め忘れると玄関まで出てきてしまって、戻れなくなったりするので困っていました。(ルンバのようなバーチャルウォールが使えないのです)

そこで「行ってきます」のシナリオの中で曜日判定と組み合わせて掃除させるようにしました。
これで家を出る時にココロボが掃除を始めますので、部屋の戸を閉め忘れることを防げるのです。



ユーザによるデモ動画です。(画像クリックで再生。 このデモでは、音声命令はボイスチェンジャーを使用しています。応答音声はフューチャーホームコントローラーの音声合成です。)
「コンピュータ、映画みたい」というだけで、電気が消え、カーテンが閉まり、スクリーンが自動的に降りてきて、プロジェクターが点灯します。



◆その他、何か要望やご意見などをお聞かせください。

要望しなくてもrti技研さんが機能追加してくれますので、これからも期待しています(笑)。

1つ未だ解決策が無いのが、マイクが1つしかないので、マイクから離れると命令できないことですね。
手元にスマホがあればWeb経由で操作できますが、スマホのアンロックやブラウザ起動とフューチャーホームコントローラーページへのアクセスなど面倒すぎます。
マイク感度を上げるとテレビの音を拾って誤認識することもありますし…


マイクはこちらにセットされています。

マイクの位置は課題です。
通常、マイクを部屋の真ん中において、マイクに向かって声をかければ動きます。
ただ、人はマイクの場所を常に向いているかというとそうでもないので、これを何とかしたいところです。
安いワイアレスマイクがあればいいのですが・・・
フューチャーホームコントローラーは普通の3.5φのオーディオケーブルなのでこの規格に合うマイクがあれば差し替えても動作します。何かいいワイアレスマイクがあるという方はご連絡をお待ちしています。



Ringというウェアラブル・ガジェットと連携させてジェスチャー操作でどこからでも操作させることには成功したのですが、残念ながら、Ringは登録できるジェスチャー個数に制限があるため、今のところ実用に至っていません。


ユーザによるデモ動画です。(画像クリックで再生)
素晴らしいマッシュアップだと思います。

具体的なところでは、最近の故障で思ったのですが、登録した家電情報や会話シナリオ、トリガー設定などをバックアップできる
機能が欲しいです。

あと、今は個人的にrti技研さんのHPのRSSの更新をチェックして読み上げるようにしていますが、フューチャーホームコントローラーのアップデート情報を読み上げてくれる機能も正式にサポートして欲しいですね。

ご要望ありがとうございます。
バックアップ・リストアは何とかします。




昔からスマートホームの時代が来ると言われていてもなかなか普及しませんでしたが、既存の家電の制御ハブとしてのフューチャーホームコントローラーはその中核になり得ると思います。
日本の家電が勢いを失って久しいですが、衰退した大企業に代わってrti技研さんのような才能と野心をもった個人の方こそがイノベーションを起こせると信じています。





FutureHomeController

FutureHomeControllerは、ハンズフリー音声認識技術を利用した、ホームコントロールです。
これを使うと、お持ちの家電を声でしゃべるだけで操作できるようになります。

詳しくはFutureHomeControllerのページをどうぞ。